社員インタビュー入社14年目伊藤さん編(前編)

今回は、入社14年目になる伊藤さんに株式会社山田組での仕事を語ってもらいました。

今回は、入社14年目になる伊藤さんに株式会社山田組での仕事を教えてもらいました。

―自己紹介をお願いします

伊藤です。生まれが北海道の北の島、利尻島というところで高校卒業するまで過ごしていました。北海道工業大学に進学しまして、4年終了後、平成16年4月から山田組で勤務させてもらっています。今年で14年目ですね。

―14年目、すごいですね。では、建築業界に興味を持ったのはいつ頃になりますか?

興味は、はっきり言ってさほど無かったです。(笑)高校卒業する時に、うちの父親から現場の監督になりなさいという勧めがあって。その当時、就職が厳しい時代という背景もありました。

―建築業界の中でも、山田組の方に応募したきっかけは?

大学4年生の時の教授の勧めです。教授と現会長が親交があり、紹介して頂いていただきました。

印象的なのは入社1年目

―建築業界って”すごく大変なんじゃないか”というイメージが強いかと思います。入社1年目の記憶はありますか?

1年目の記憶しかないです!辛かった…(笑)ただ、どこの業界も入社1年目はつらいかと。

―1年目の仕事内容とは?

最初の仕事は、沼田町の河川の護岸工事でした。

冬の寒さが厳しい、雪の多いところで、それこそ山奥で。それまでフラフラしてた学生が急に「山奥に行ってやってこい」っていう状態になるじゃないですか。何もわからない、その右も左もわからない状態で。

今考えたら恥ずかしいことばっかりしてましたね。ただ、間違えたりしてもみんな面倒見てくれて、いろいろ失敗しても最後まで面倒見てくれて助けてもらったっていうのが、大きいと思います。初めてで何もわからない状態で最後まで成し遂げられたっていうのはやっぱり周りのサポートがあったからです。

―完成した時のお気持ちは?

工事ひとつひとつに検定と言いまして、”ここまでが我々の仕事です”と最終的な引渡しの検査があります。それが終わった時に疲労と安堵感がありましたね。

 

「心配」が「信頼」に変わるとき

―現在14年目の伊藤さんですが、山田組の中では最近まで1番若かったとお聞きしました。長い方は何年いらっしゃるんですか?

1番上で60歳くらいだから、40年ぐらいですね。

―40年!14年はすごく若手になるんですね。14年間でここが自分の中で節目だったなということはありますか?

札幌大橋の橋脚の工事ですね。所長に、ある程度現場を任せてもらえて。「お前が仕切れ」と。

今までは大抵、私の上に一人サポートの人がいたんですけど、サポートなしで、一人でやれるだけやってみなさいという風になったのがその工事でした。27、8才ぐらいの時かな…

―その現場に携わってみて、どうでしたか?

任せてもらって充実感はありましたね。ただ、いろいろ大変なのは大変ですよね。…鳥がいたのとか。

―鳥?

鳥の営巣期間中は、音を出すなとか、振動、騒音を立てるなと工事期間に制約があったのと、国道沿いの工事なので、色々苦情がありました。一般者の往来を妨げるような工事の仕方はやめてくれと…色々と制約はありましたね。

当時僕は28才でまだ若かったですから、現場に携わる作業員も、僕をあまりいい風には見ない。見ないというか、こいつ大丈夫かなみたいな。最初はそうなんですけども、やっぱり進めていって、信頼されてくるとついてきてくれるんですよね。言った事に対してついてきてくれる。頑張ろうって言ったら一緒に頑張ってくれるし、っていう感情が芽生えたのが、その時ぐらいからかな。

 

「最初、ゴールは見えない」1600mのトンネル工事

―現在、トンネルの現場をされているということですが、今の現場について教えてください。

ここのトンネルの目的は迂回なんです。そこに主要な国道があるんですけど、落石崩壊で通行止めとかになるんです。迂回するルートも無いんですよ。実際に、災害が起きてるんですよね。海岸線沿いで落石があると、2~3日それこそ通行止めになったら、主要な流通の経路なので、確か何十億とかいう被害が出ちゃうんです。それで「トンネルにしましょう」と。今は道路の横にトンネルを掘って、安全にみんな通行しましょうと。

伊藤さんが現在勤務している北海道・小樽の現場

伊藤さんが現在勤務している北海道・小樽の現場

―人々を守る為に作るのですね。トンネルが出来上がるまで何年かかるんですか?

今回の場合は掘削には4年。1600メートルのトンネルなので丸々4年ですかね。年400メートルですね。

今はもうこの中の部分は終わってるんですよね。トンネルの、要は中を掘る部分が終わってまして、今トンネルの外に出てきています。外にも同じものを今作るんですけど、作業開始して、5年目になるんです。今年度で完成です。

―そんなに!知らなかったです!

知らないですよね、携わらないとわかんないですよね。実際にはそうなんです。

それで貫通させて、内側の方、コンクリートに最後の皆さんが通ってる時に見えるトンネルの部分を作るんです。

工事規模も大きいから、機械も大きくなります。もうトンネル自体は貫通仕切っているので、堀りっぱなしの状態ですと非常に危ないですよね。上からウチヤマが崩落してくる可能性もありますので、先に掘った場所をコンクリートで吹付けして落ちて来ないようにします。掘って、吹付けして、このアンカーを打ってウチヤマと密着させるという感じですね。崩落の危険がないように。最後にコンクリートの出来上がりの面を塗り終わった後に、セントルという機械を使って出来上がる形になります。

工事時は大量の資料が配られる

工事時は大量の資料が配られる

―トンネル工事、やはり充実感がありますか?

そうですね、トンネルが貫通した時は充実感ありますよね。最初、ゴールは見えないんですよ。ずっと掘ってて「本当に掘れるのかな」って。事前に測量とかしてるからわかるんですけど。

―ちなみに一番好きな工事は?

なんだろうな…橋かな。橋が好きですね。

―橋の工事も想像がつかないのですが、作業してる時、川をまたいで来るまでちょっと怖かったりしませんか?

最初は怖かったですね。高い所に上がりますからね。やっぱりね、慣れるまでは怖いですよね。でも慣れたら…そんなに、怖さはなくなりますよね。

何もないところに橋が架かると感動があります。

後編に続きます。

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(所属及び業務内容は、取材時点の内容となります。)